2008年02月09日

可愛い子には旅をさせよ。

先日、訓練所へ見学に行きました。
今年こそはパシャと共に何かにチャレンジしたいと思ったからです。
家と会社を往復する日々で、どんな時も一緒に居るのに接する時間も少ない。
パシャにとって毎日は楽しいのだろうか??人生は楽しいのだろうか??
毎日ボーっとして、毎日寝てばかりで、私たち家族とただ一緒に居られれば
それで満足なのだろうか??
そんな人生を送るために生まれてきたのだろうか??
そんなはずはない。
どう考えたって毎日ボーっと過ごすのと週に一回でも私と訓練を楽しむのとじゃ
後者が良いに決まっている。
もちろん私は苦しく辛いだけの訓練をするつもりはない。
あくまでも「楽しむ」ということがモットー。
コミュニケーションを取りながらお互いに成長していければ、今よりももっと強い絆が生まれれば、こんなに素晴らしいことはない。



今回、見学に行った訓練所は一年ほど前に主治医に紹介してもらったところ。
主治医のボクサー軍団がお世話になっている訓練所だ。
一度、先生にお話を伺いに行かなければと思っていた矢先にパシャが病気に
見舞われ延ばし延ばしになっていたのだ。

父が仕事だったので見学は母と行くことにした。
訓練所に到着して早速先生とお話をした。
まずはパシャについて性格や困っていることなどを伝えた。
困っていることと言っても引っ張り癖やワガママなどの些細な問題で私の希望する訓練は楽しみ・コミュニケーションを前提としたもの。
困っている問題はついでに直していければ良い。
だから訓練を始めたいと思ったキッカケは直したいからということでは無く、
パシャと一緒に楽しみを見つけたいからだと言うことを伝えた。
そして通いの訓練を希望することも伝えた。
出張でも良いのだけれど、私はノーリードでの呼び戻しなどを練習したかったので自前のグラウンドを持っている先生の元に通う方法を取りたかったのだ。

とりあえず、自分の希望する形を全て話した上で先生の意見を仰いだ。
いくら私がこうしたいと言っても訓練に関してド素人なので先生の意見も聞きたかったのだ。

私「それで、先生はどう思いますか??どういう方法を取れば訓練に入りやすいのでしょうか??」

先生「通いや出張での訓練は訓練士の経験からするとおすすめできません。
なぜなら出来ない同士がいきなり訓練を始めたってうまく行くはずがないからです。
どちらにも戸惑いがあるとうまく行かないんです。
それに私が出した宿題を次の訓練の日までにこなせない飼い主さんがほとんど。
あとは訓練士が見ている間は飼い主の言うことを聞いても、いざ家に帰って
二人きりになると言うことを聞かないだとか、愛犬が出来るようになったからと
ちゃんと身についてもいないのに途中で訓練を終わらせてしまう方もいます。
続いた試しがないんですよ。なので私は委託での訓練をおすすめします。」

私「委託…ですか。。。委託するとなると期間はどのくらいですか??面会はどうなりますか??」

先生「まず、最初の1ヶ月は環境に慣れることから始めます。
いきなり家族と離れて知らない場所・知らない人間と暮らすことになるわけですから1ヶ月の間に食事や遊びなどでコミュニケーションを取って訓練に入りやすいようにします。誰だって知らない人から命令されても従おうなんて思わないですよね。
まずは私たちに心を開いてもらって、それから訓練を始めるという形にしないと訓練に身が入らないのです。面会は最初の1ヶ月は無しです。
せっかく新しい環境になれたのに面会してしまうと恋しくなってしまって訓練に
身が入らなくなるからです。2ヶ月目は月に2〜3回の面会ですが、
一度面会してみてその後の訓練に身が入らないようなら後は無しです。
3ヶ月目からは週に1〜2回、飼い主さんも訓練に参加してもらう形になります。
最低でも4ヶ月の委託訓練が必要になります。」

私「………4ヶ月…ですか。。。」

ショック。。。
私はパシャと一緒に訓練したいのに。。。

私の中で委託というものは噛み癖があるだとか重度の問題行動のある子が入るもの、もしくはショーや競技会に出たり、お利口さんなドーベルマンにしたい人が入れるものだと考えていた。
パシャは引っ張り癖やワガママな部分があるけれど、日常生活の中で特に困っていることはないし他人に対しても友好的な子。
だから私の中で「委託」という選択肢は全く存在しなかったし、訓練士の先生も
パシャのことを「品行方正」だと凄く褒めて下さったのでまさか「委託」という言葉が出てくるなんて思ってもいなかったのだ。

「嫌だ。パシャと離れたくない。」
これが私の本音。
私はパシャ依存症に陥ってるらしい。
でも、そんな言葉は先生には言えない。
それにパシャだって耐えられるのだろうか??
たらい回しにされた過去があるから、4ヶ月も先生に預けてしまうと私たちから
本当に捨てられたのだと思いやしないか??
今度こそ人間不信に陥ってしまうんじゃないか??
不安で不安で仕方がない。
いずれこんな日が来るならば、こんなにパシャが愛しくなる前に
我が家に来た時に訓練所へ入れておくべきだった。

それから私がパシャと暮らしていく上で心に決めていたことがある。
「特別お利口なドーベルマンじゃなくていい。パシャをのびのび育てたい。
出来る限り自分たちの手で教育していきたい。だから委託訓練は選択肢に入れない。」と。
色んな想いが混ざり合って凄く凄く悩んだ。
もちろん答えはすぐに出るはずもない。

しかし、母は委託でもなんでも先生に賛成だった。
母曰く「パシャと一緒に居られるのは後10年ほど。最期までパシャと
より良い関係で暮らしていくために。家族なんだから。」と。
う〜ん。確かに言われてみればそうだけど。。。
いくら私が嫌だと言っても訓練所に預けることは母の中で決定。
こればっかりは覆せない。
母だって気持ちは同じ。「パシャのために。」
ただ選択肢が違うだけ。

離れたくない気持ちと行かせてあげたい気持ちが交差する。
やっぱり自分の気持ちを優先させるよりも「パシャのために何が一番最善か?」を
考えるべき。

毎日毎日、自宅と会社の往復。
いつも一緒に居るのに構ってあげられる時間は僅か。
満足に遊ばせてあげられるのは週に一度かお友達と遊ぶ時だけ。

でもパシャの入る訓練所ならマンツーマンで毎日、コミュニケーションや遊びを
取り入れながらの楽しい訓練が出来る。
運動だって思う存分出来る。

ここの訓練所はコミュニケーションを大事にしているのでパシャの暮らす場所は
専用の犬舎ではなくて先生の家の中。
だから甘えっこで寂しがりやのパシャでも大丈夫。
掛かりつけの獣医もパシャの主治医の所だし、安心して任せられる。
それに先生は女性の方なのでパシャもやりやすいかな??
きっと我が家で過ごすよりも訓練所で過ごすほうが楽しいと思う。

それに…最近というか少し前から、ちょっと家庭でゴタゴタがあって空気が悪い。
直接パシャに被害がなくても家族の心がバラバラなこんな環境の中で安らげないと思う。
それどころか気が滅入ってしまう。
現に私も気が滅入ってるのだから。(実はブログに身が入らないのもこれが原因)
パシャは話すことが出来ないから愚痴りたくても愚痴れない。
きっと誰よりも溜め込んでいると思う。
そのせいか最近ナーバスになってきているし、ストレス発散のためのワガママ行動が増えてきた。
こんな環境の中に置いておくなら訓練所に預けたほうが安らげるかもしれない。

いつもいつも私が辛い時や苦しい時、隣りにパシャが居てくれるだけで
随分と助けられた。
今回だって、パシャが居なければ眠れぬ夜を過ごしていただろう。
パシャの寝顔を見ているだけで凄く癒される。
パシャを抱きしめて寝そべるとパシャの体温が心地よくて気持ちよく眠れる。
パシャの訴えるような瞳を見ればトゲトゲしていた気持ちも我に返り穏やかになる。
嫌なことがあってもムカつくことがあってもパシャと一緒に居れば忘れられる。
今まで私ばかりがパシャに支えてもらって、頼ってばかりで。。。
そろそろ、このしがらみから解放してあげなければならない。
私の使命はパシャが帰ってくるまでに家族を一つにすること。
今は辛くても離れたくなくてもパシャを送り出してあげたほうがきっと良い。

なんて言いながら、なかなか訓練士の先生にお返事の連絡が出来ないんだけどね(笑)
今のところ3月から預かってもらう予定でいます。
そろそろ先生に連絡しなくちゃ(>_<)

「可愛い子には旅をさせよ」
この言葉は私自身も心に思っている言葉であり、母や主治医にも言われた言葉。

パシャ、もう一回り成長して帰ってこい。
私もパシャの頑張りを無駄にしないように良いオーナーになれるよう努力するよ。



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ニックネーム ミカ at 17:02| パシャ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする